創造性のもととなる「思考力育成」をテーマに幼児教育、小中高生研修、企業研修を行う一般社団法人です。


「論説紙芝居国語」とは?


「国語力」の構成要素
「読解力」・「思考力」・「表現力」

「国語力」は次の3つの能力によって構成されると考えることができます。

【読解力】・・・読む力であり聞く力。受け取った言葉の意味を理解する能力。
【思考力】・・・理解したものについて考える力。
        トピックを身近なものに関連づけたり、他のテーマに結びつけたりする能力。
【表現力】・・・自らの考えをトピックに沿って発信する能力。

理解して、考えて、発信する。これらが揃って、初めて私たちは言葉を使いこなすことができます。
そしてこの3つの力の更に基礎となるのが、「ピグマリオン論説紙芝居国語」で身につく【語彙力【教養】なのです。


現代における国語力
何かに基づいて考えるということ

2004年提出の文化審議会答申「これからの時代に求められる国語力について」の中では、
国語力の中核は「考える力」・「感じる力」・「想像する力」を合せた「理解する力」と
「表す力」によって構成されると位置づけられています。

これらは私たちが【読解力】と【表現力】として理解しているものと同等のものですが、
【思考力】は単に論理的思考力としての「考える力」と見なされ、「理解する力」の中に
含められていました。しかしただトピックを理解するだけでなく、そこから新たな内容を
取り出すためには理解した上でさらに文脈に基づいて考える力が不可欠です。このようなモノの見方、考え方としての文脈という観点が、我が国の国語教育からは長く抜け落ちていたのです。

私たち人間には0から何かを理解することはできませんし、考え出すこともできません。
必ず、何かに基づいて思考しているのです。この何かこそが文脈であり、【語彙力】や
【教養】とは文脈を把握する力そのものです。

ただ知識を言葉として覚えるのではなく、その言葉を適切に使いこなし考えること。
「ピグマリオン論説紙芝居国語」は、この意味でまさに現代の国語力を子どもたちが
培うためのツールなのです。


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